

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
THE PEANUTS MOVIE
監督:スティーヴ・マーティノ
2015年 アメリカ
谷啓、なべおさみから鈴木福くんへと継承されたチャーリー・ブラウン。I LOVE スヌーピーというより、I LOVE ピーナッツなピーナッツファン必見の映画です!! 最後に何故か絢香のバラードが流れるのがなぁ…。マルマルモリモリくらい可愛げのある曲なら良かったのに。まあでも、わが子と観た映画としては、前回のプリパラより、断然楽しめました。親子連れじゃない客の方が多かったです。


エベレスト 3D
EVEREST
監督:バルタザール・コルマウクル
2015年 アメリカ
TOHOシネマズ新宿にてIMAX 3D版『エベレスト 3D』。公開2日目、山ガールブームは終わったのか、男性客だらけ。雪山遭難映画としては、わが国の『八甲田山』に遠く及ばない駄作なので、邦題に「3D」と追加したのは、興味をそそる意味でナイスだったと思う(2Dでの上映もあるわけですが…。あとソフト化するときどうするのだろう?)。凄い映像は観れる。凄いところだと思う。がしかし、肝心な山の迫力や怖さがイマイチ伝わりきらない作りで、自分もそこにいるかのような映画とのシンクロ率が低くて残念。


ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
MISSION: IMPOSSIBLE – ROGUE NATION
監督:クリストファー・マッカリー
2015年 アメリカ
超一級!!! トム・クルーズのジャッキー化がえらいことになりつつある中、レベッカ・ファーガソンが惚れ惚れする格好良さ! イギリス人にしてはえらく綺麗だなぁ…と思って観てましたが、スウェーデン出身のハーフのようです。いつものチームに彼女の存在が加わったおかげで、007というよりルパン三世的なコンビ芸がより鮮明に見えたのも面白い。


第七天国
7TH HEAVEN
監督:フランク・ボーゼイジ
1927年 アメリカ
サイレント時代のロマンチックな名作『第七天国』。下水道で働きながらも上を目指すポジティブな男と、義理の姉からいじめられっぱなしの娘との、美しいメロドラマ。階段を上るシーンなど、いま観てもグッとくるシーンが満載で素晴らしく、「下なんか見るな、いつも上を見ろ」という台詞にハッとする。子供時代の永六輔が淀川長治からこの映画の話を聞いたから、後に「上を向いて歩こう」を書いたのではないかとも言われているようだ。


ガールズ・ステップ
監督:川村泰祐
2015年 日本
思った以上にずっと良くて、『リンダ リンダ リンダ』ばりの快作でした! 将来の榮倉奈々のような、石井杏奈のダンスのキレは流石プロ。ダンス部メンバー女子5人の友情と、何よりダンスの頑張りは、ベタだからこそ胸を熱くさせるものがあったと思う。恋愛メインでない、部活の青春映画は素直に気持ちよくなれますね。いまの時代、2012年度以降、中学の体育でダンスが必修になっているらしい。リズム感の底上げとともに、音楽的センスも変化していくのかもしれない。


アイ・アム・サム
I AM SAM
監督:ジェシー・ネルソン
2002年 アメリカ
ビートルズカバー集のサントラは聴いても、映画はずっと観ないままだった『アイ・アム・サム』、めっちゃよかった。もっと説教臭い映画かと思ってたけど、すごく気楽に小粋に楽しめて、本当によかった。特にミシェル・ファイファー、めっちゃよかった!
ビートルズの曲は勝手に涙腺緩んでしまうので、反則な気もするけど、ビートルズなしにこの父娘の関係は築けない「愛こそはすべて」な話でもあるから仕方がない。サントラに入ってても、Nick Caveの「Let It Be」とか劇中で使用されなかった曲があるけど、サントラ大ヒットしたからいいのかなぁ。映画の使用曲が全部カバーになったのは、ビートルズ自体の楽曲使用料が高すぎるかららしい。


野火
監督:塚本晋也
2014年 日本
大岡昇平の戦争体験小説を塚本晋也監督念願の映画化。戦後70年、戦争体験者がいないからこそ、感動抜き、説明抜きに描ききった壮絶な戦場。味方の軍に味方がいない、ここまでくると生き延びることが正しいのかどうかさえわからない。劇場で体験できてよかったと思える、重要な作品。


ナイトクローラー
NIGHTCRAWLER
監督:ダン・ギルロイ
2014年 アメリカ
リーサルウェポンシリーズ以来、久々にみたレネ・ルッソがこの映画の監督ダン・ギルロイの奥さんだったとは! 激ヤセした笑うセールスマンのごとく、死神くんとして仕事出来過ぎなジェイク・ギレンホールが凄い。めっちゃ面白かった!!


男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
監督:山田洋次
1982年 日本
シリーズ第29作『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』は、絶望映画ともウワサされる一本。ヒロインはいしだあゆみ。第27作から満男役が吉岡秀隆に代わっているので、ふたりが出てるシーンは『北の国から』に見えてしまう。ただ今作の見所はそこではない。今作では、寅次郎が一目惚れしたヒロインにお世話して仲良くなっても、最後は彼女に男がいるとかでフラれて旅に出る、というお決まりのパターンで展開しない。寅次郎が恋をするのではなく、ヒロインから本気で惚れられるのだが、寅次郎はジェームズ・ボンドではなく、考え込んで柴又へ逃げ帰り、追いかけてきたいしだあゆみについぞ応えることができず、満男の前で涙を流すという、かくもシリアスな物語となっている。風の吹くまま気の向くままの寅次郎の業というか宿命を露呈したシリーズ異色の一本。フラれるより切ない。


ファンダンゴ
FANDANGO
監督:ケヴィン・レイノルズ
1985年 アメリカ
1985年の青春映画の傑作『ファンダンゴ』。ベトナム戦争中のアメリカ・テキサスで大学卒業を祝い「ファンダンゴ=馬鹿騒ぎ」な旅に出る男子五人衆。昨今の『ハングオーバー』シリーズに負けないくらい、飲みまくりハッチャケまくるも、『ファンダンゴ』の馬鹿騒ぎの旅は、徴兵の招集逃れでメキシコを目指そうとしたり、花火で遊んだ墓地に眠るのはベトナムで戦死したものだったり、結婚したり進む道がバラバラになったり、将来の不安や青春の終わりを捉えた旅でもある。その儚さがじわじわ沁みてくる、たまらない一本。さよならなんて云えないよ!
