open-air

斉藤和義 [ 2001.05.19. 赤坂ブリッツ ]

LIVE

斉藤和義 [ 2001.05.19. 赤坂ブリッツ ]

圧倒的な女性ファンの多さも納得ながら、ライブの凄まじさは性別関係なく心底ホレボレしてしまう。もはや不動のSEVENトリオでの演奏は、現日本最強の3ピースといって過言はないだろう。前半は新曲を中心に徐々に会場の温度を上げ、後半「歌うたいのバラッド」以降は客もステージもテンション上がりまくりの怒涛の展開へ。ギタープレイの冴え具合たるや、何かが乗り移っているかのような、ワインでご機嫌なせいもあるだろうけど、とにかく驚愕! 大幅にアレンジを加えられた「ジレンマ」に思わず半泣きで感動しつつ、本編終了。アンコールではさらにワインを飲み干し、さらにヒートアップと、止まるところを知らない。大合唱の「歩いて帰ろう」「月影」で締めて、客電とアナウンスが鳴ったのに、また出てきてくれたよー! 熱いファンたちって本当にステキ。幸福感で充満した会場で最後に一曲「すっぱいぶどう」。もう、終わりだーー!! 帰れーーー!!!と笑顔で叫んでステージを去った斉藤和義。むちゃくちゃカッコイイです。気づいたら3時間弱の長丁場。本当にお疲れ様でした。次回のツアーも楽しみに待ちましょう!

set list
1.WET SONG 2.砂漠に赤い花 3.幸福な朝食 退屈な夕食 4.ALRIGHT CHARLIE 5.GOOD TIMING 6.アパカバ 7.JACKPOT 8.劇的な瞬間 9.赤いひまわり 10.新曲(曲名未定) 11.テレパシー 12.アロワナ 13.歌うたいのバラッド 14.ロケット 15.ささくれ 16.MOJO LIFE 17.シルビア 18.僕の踵はなかなか減らない 19.ジレンマ
encore 1
20.BAD TIME BLUES 21.黄金のサンダル 22.TOKYO BLUES 23.何処へ行こう 24.HEY! MR.ANGRYMAN 25.歩いて帰ろう 26.月影
encore 2
27.すっぱいぶどう
キングピン ストライクへの道

CINEMA

キングピン ストライクへの道

監督:ピーター・ファレリー、ボビー・ファレリー
KINGPIN
1996年 アメリカ

ファミリー向けではないブラックテイストなギャグ満載! 性や宗教、身障者にハゲと一部良識派には刺激が強すぎるかもしれないけど、こういうの大好きです。ファレリー兄弟の続く『メリーに首ったけ』と同じく、ジョナサン・リッチマンが登場して歌っているのも嬉しい。それにしてもボーリングとダメ男の相性って、どうしてこうもバッチリはまってしまうのか不思議ですね。

セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ

CINEMA

セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ

監督:ジョン・ウォーターズ
CECIL B. DeMENTED
2000年 アメリカ・フランス

こんなにも純朴な壊れ方ができるウォーターズ監督は本当にステキだ。何もかも仕組まれた結果でしかない映画=マイ・ワールドを取り戻す。ハリウッドの映画システムに言及し、主人公達の繰り広げる過激な自主映画作りのテロリズムは、無言の抑圧はびこる現代社会を生きる僕たちにとっても痛快で爽快! 健全なる狂人魂ここにあり。

ワイルドバンチ

CINEMA

ワイルドバンチ

監督:サム・ペキンパー
THE WILD BUNCH
1969年 アメリカ

「動いたら 殺せ / IF THEY MOVE, KILL ‘EM」 冒頭のウィリアム・ホールデンのセリフで緊張感が一気に高まり、市民を巻き込んだ凄まじい銃撃戦へ。追う者、追われる者、支配する者・・・、戦う者たちすべてが悪という図式。善悪の区別なく男を描いているのが素晴らしく魅力的だ。その男たちのプライドと友情、郷土愛が交錯し、死を決してのラストの大銃撃戦へと物語は導かれる。巨匠サム・ペキンパーの最高傑作であり、アメリカ西部劇の金字塔。

LIVE

ライブビート [ 2001.05.10. NHK渋谷放送局 505スタジオ ]

出演:ROCKING TIME、WHAT’S LOVE
NHK-FMの番組収録ライブを観てきた。最初に登場したのがWHAT’S LOVEというバンド。大学のサークルみたいな見た目の雰囲気のバックバンドのみなさんではあれど、いきなり上半身裸に髪の毛爆発黒ブチめがねのなんとなく苦労人ぽいフロントマンの男が出てきて、ちょっと引く。全体的には歌謡スカといったらいいのか? 意外とおもしろかった。続きましてはROCKING TIME。ロック・ステディ〜レゲエをルーツにした、日本の注目バンドだ。ボーカルはよゐこ濱口優にしか見えないけど、スウィートな歌声で好感が持てます。

ナビィの恋

CINEMA

ナビィの恋

監督:中江裕司
1999年 日本

沖縄県栗国島を舞台にした老若男女の恋愛模様。ズバリ言って、老の部がよいです。若の西田尚美&村上淳カップルも健闘してるけど、思いを馳せる待ち人が60年経って約束を果たしに島に戻ってくるなんて、ロマンチックすぎるぜ!ってことで、老の部がよいです。嗚呼、行ってみたいな栗国島。

FREE ALL ANGELS / ASH

ALBUM

FREE ALL ANGELS / ASH

デビュー時から見てきてるバンドではあれど、懐かしさとか衰えとかを感じさせない勢いがある。今作も広く支持されていることが素直に嬉しい。ところで、(日本盤は未確認なのだが)僕が買ったUK盤CDはそのままCD-ROMになっていて「ASH VIDEO MIXER」というソフトが入っているのだけど、これが楽しい。いろんなビデオ素材を好きにつなげて、自分だけのクリップが作れるというスグレモノ! いろいろ試してみる価値オオアリですよ。

LIVE

PLAYITCOOL2001 [ 2001.05.05. 渋谷 ON AIR EAST ]

LIVE:KTU、AUDIO ACTIVE
DJ:下田法晴
このメンツにして、タダ。もうとにかく感謝感激だ。KTUなんて、この先ライブが観れるかどうか自然発生したユニットだけに、ほんと貴重だったと思う。あまりの気持ち良さにトイレをガマンしきれず、唇かみ締めながら一時途中退場してしまったことが悔やまれるが、いやー本当に自由で贅沢なダブサウンドに満たされたいいライブだった。こだま和文は迷彩服にスキンヘッドと一歩外では立派な過激派にしか見えないだろうけど、ステージではやっぱ違いますね。トランペットを吹く姿が神々しい。続いてSILENT POETSの下田法晴氏によるDJセットをはさみ、ラストのaudio activeへ。重いビートに脳を覚醒へと導くノイズの応酬。彼らも初めてだったけど、こんなにカッコイイとは! 3時間に及ぶダブづくしに今日も大満足。

MUSIC DAY 2001 “K.M.C+1” [ 2001.05.04. 日比谷野外大音楽堂 ]

LIVE

MUSIC DAY 2001 “K.M.C+1” [ 2001.05.04. 日比谷野外大音楽堂 ]

出演:忌野清志郎/ラフィータフィー、クラムボン、MO’SOME TONEBENDER、HI-5、GO!GO!7188、IN THE SOUP
野外のイベントっていう、それだけで胸躍ってしまうのは、僕だけではないだろう。この日のように天気が良ければなおさらで、開放的な気分になって一層気持ちがいいものだ。演奏する側も随分リラックスして楽しんでたように思える。ラフィータフィーの清志郎は貫禄十分に自転車乗りのスタイルでロックンロール「君が代」をブチかまし、クラムボンは明るい空の公園にマッチしたステキな雰囲気を醸し出す。ラウドな演奏の続く中、すっかり日も暮れて、最後は艶のあるボーカルとセクシーな肢体をさらけ出し、婦女子の歓声を一身に浴びたイン・ザ・スープが今日のイベントをまとめ上げた。外で観るにはまだちょっと寒かったりもしたけれど、ハッピーないいイベントだった。

サングローズ / Cocco

ALBUM

サングローズ / Cocco

「去って行くひとはいつも あぁ こんなにも美しい」なんて詞がフッと頭に浮かんでしまうような、Coccoの去り際に放たれたこの作品は胸のすく思いのする立派なものだった。不思議と寂しい思いもしなかった。事実として引退することで、遠く離れていくことより、このアルバムでより身近になった思いがしたからかもしれない。